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メーカーアプリの正解は、SDGsや健康など「社会課題」を解決する観点を持つこと!?【アプリ研究会】vol.12
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メーカーアプリの正解は、SDGsや健康など「社会課題」を解決する観点を持つこと!?【アプリ研究会】vol.12

エンジニア、デザイナー、マーケターなど、さまざまな職種のメンバーが参加しているDearOne「アプリ研究会」による座談会では、現在のアプリ事情について語り尽くします! 

第12回のテーマは、前回に続き「消費財メーカー」。後編は「食品」の領域に注目し、DearOneが手掛けるカルビーや日清オイリオのアプリの裏話を含め、議論します。

❚ 購買証明・CRM・エコの3つを実現するカルビーのアプリ

三石 今回のアプリ研究会のテーマは「消費財メーカー」です。前回の「飲料」に続き、今回は「食品」ですね。

森田 はい、僕のほうで「食品」の領域で次の2つのアプリをピックアップしてみました。

●食品
 カルビー「カルビー ルビープログラム」
 日清オイリオ「バランス日記 ~10 食品群チェック~」

森田 カルビーさんと日清オイリオさんはDearOneが担当しているアプリですね。母数でいうと、カルビーさんは2021年11月にアクティブ数がドーンと伸びて、以降、10万ぐらいを推移しています。ここは何かありましたか?

小笠原 これはカルビーさんが北海道のじゃがいもが10万名に当たる「大収穫祭2021」というキャンペーンを仕掛けてくださったところが大きいですね。 

河野 「カルビー ルビープログラム」の改善も大きいですね。「カルビー ルビープログラム」とは、食べ終わった後の空のパッケージを折りたたんで、それをスマホのカメラでスキャンするとルビーが貯まり、体験プログラムやキャンペーンに応募できるアプリなんですが、そのカメラの読み取り精度が大幅に改善されたのも大きいです。

細川 そうですね。二次元コードとシリアル番号が手前に来るようにパッケージを折りたたんで読み取るんですけど、課題が多かったんです。2つの情報を読むことがそもそも難しいですし、折り方や光の反射などによって読みづらさがあったんですが、そこを改善しました。

(参考:カルビー「カルビールビープログラム」折りパケのつくり方より)

河野 食べ終わった後のパッケージを折りたたまないと読み取れないので、コンビニなどでパッケージのQRコードだけを読み取ることはできないんですよね。つまり、読み込めるということが「購買証明」にもつながるわけなんです。

三石 なるほど!

河野 これまでメーカーは誰が買って食べているかわかりませんでしたが、このアプリによって、どこでどの属性の人が買って食べているかもわかるようになり、データを蓄積することもできるようになりました。カルビーの担当者の方は、とても喜んでましたね。

三石 リピーターが多そうなメーカーですもんね。

河野 多いですね。今回人数限定ですが、ルビーを貯めると工場見学ができるというファン待望のイベントが実現しました。この工場見学では「社員も見たことがないところが見られる!」とあって、話題になってますね。

三石 素晴らしいですね! さらなるロイヤルティ、ファンベースの構築に繋がりそうです。

河野 そうなんです。ここでこのアプリ「ルビープログラム」を改めてまとめると、①消費の確認、②ポイントプログラム(CRM)、③折りたたんで捨てることで「エコ」、この3つを満たしているというわけです。

三石 なるほど。前回話していた「なぜ消費財メーカーはアプリをやらないか」ということに対する解決策が個人的に見えた気がします。1つは購買証明をアプリでできるところ。そして、もう1つはエコ、SDGsの観点ですね。

河野 はい、それは大きい。

三石 現在、企業にとってSDGsに対する取り組みはとても重要なものになっていて、そこに対して何もしていないのはIR上で良くない――という潮流があります。このあたりは、森杉さんとの対談でも話題に出ましたので、皆さんチェックしてみてくださいね。

話を元に戻しまして、カルビーさんの「ルビープログラム」はとてもわかりやすいですよね。消費財メーカーは潤沢にある資金で従来通りのキャンペーンをするだけでなく、SDGsの観点でデジタルを活用することが増えると感じました。

≪三石所長`s Memo≫
消費財メーカーがアプリを活用するためには、購買証明やSDGs
の観点で何か取り組めることがないか考えてみるとよさそう。

❚ 「日本を長寿にすること」を目指す日清オイリオのアプリ

三石 もう1つの弊社DearOne担当のアプリ、日清オイリオさんの「バランス日記 ~10 食品群チェック~」はどのようなコンセプトで開発されたんですか?

河野 これは弊社から提案したもので、地方行政独立法人 東京都健康長寿医療センターの理事の方が日清オイリオの役員をされている関係から「日本を長寿にしたい」を初期のコンセプトにしました。

三石 それもまた素晴らしいですね。

河野 日清オイリオは油を販売している会社で、世間的には「油=身体に良くないもの」と思われがちですが、東京都健康長寿医療センターの研究によると、油は健康のために欠かせないものなんですね。そこで食べると健康でいられる10食品群を提示して、どれを食べたかを記録できるアプリをつくったというわけです。

(参考:日清オイリオ「バランス日記 ~10 食品群チェック~」主な機能紹介)

三石 なるほど。DearOneは会員証とクーポンの会社と思われることがありますけど、カルビーさんのSDGsや日清オイリオさんの健康・長寿など、社会課題を解決することによるブランディングを実現しているんですよね。

河野 その通りです。レシピ機能も秀逸で、10食品群を食べようと言われても、実際はどんな料理にして食べたらいいかわからないですよね。そこで日清オイリオさんのアプリでは食品を選んでレシピ検索をすることもできます。メーカーである日清オイリオさんは、個人情報こそ取っていないものの、属性別でどのような食品を食べているかのデータを取ることもできるわけです。

三石 めちゃくちゃ助かりますね! 現代は社会課題に向き合うのが世の中の潮流になっているので、今後、うちの会社も含めて各企業はそういう観点で発信していくと良いと改めて感じました。

小笠原 そうですね。あと、僕たち弊社が各企業に提供している公式アプリ開発サービス「ModuleApps」についても話しておきたいです。「ModuleApps」は派生開発できるのが強みで、既存の1.0はリテールを意識したプロダクトです。今後リリースする予定の2.0は、そこからさらにユーザー行動に基づいてオートメーションできる基盤も準備しています。

もっと言えば、私たちは消費者とメーカーの間のタッチポイントをデザインする会社なので、各企業の皆様には柔らかい状態から入ってきていただいて、CRMの構想をつくるところから一緒に考えられればいいかなと思っています。

小笠原 フルスクラッチの会社(※ベースのシステムを使わないアプリ開発会社)に投げると、開発に特化しているが故に企画・コンサルティングのところが難しいこともありますが、DearOneは開発も企画・コンサルティングもできる人がいっぱいいます。そこでもっと色々な企業のユーザーアプローチに貢献していきたいですね。

三石 そうですね。なんだが宣伝っぽい締めになってしまいましたが(笑)、ぜひ色んな方に我々のやっていることを知ってもらいたいので、よしとしましょう! また次回も、よろしくお願いします!

―――次回の【アプリ研究会】も、お楽しみに!

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